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EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ
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2008/08/01のBlog
U.S. Payrolls Drop 51,000 Jobs; Jobless Rate Rises (Update1)

7月非農業部門雇用者数: -51K -> -51K(予想:-75K)
7月失業率: 5.5% -> 5.7%(予想:5.6%)

前月6月の雇用者数が上方修正されたうえに,今月7月も雇用者数が予想を上回りました 。なのに失業率は0.1%増加です。どういう内訳かは,全く分かりませんが,総合的にはADPの結果に沿いつつ,まあ予想より良いからましという程度でしょう。

一方,5.7%という失業率をユーロや日本の比べて見てください。

■ 6月のユーロ圏15か国の失業率: 7.3%(7月31日発表一月遅れ)
■ 6月の日本の失業率: 4.1%(7月29日発表一月遅れ)

日本より失業率は高いですが,ユーロよりは低い。絶対値を比較しても仕方がないことが分かります。その国の特殊事情で働きたい意欲の人が減れば,母数は減るので失業率は減ります。だから,米国の雇用統計のみを前月と比較してマーケットは反応します。それが,5%と6%の間である程度推移しようがしまいが,指標自体は大勢に影響を与えない(行き先を決めるのは指標ではなくてマーケットだ)という見方を持たないといけません。

上がるにしても下がるにしても「どうして」と訊いてはいけないんです。

それより,ドルスイスが1.05フランを越えてきました。金や原油のロングには正念場になってきたといえるでしょうね。上がりすぎているものは売られる。ただそれだけです。
2008/07/31のBlog
U.S. Initial Jobless Claims Rise to Five-Year High (Update2)

新規失業保険申請件数: 404K -> 448K(予想:393K)

U.S. Economy Grew Less Than Forecast Last Quarter (Update2)

米第2四半期GDP: 1.0% -> 1.9%(予想:2.3%)

どちらも芳しくありません。予想より悪かったり成長率も弱いものでした。
明日の雇用統計が追い討ちをかける可能性も出てきました。
が,マーケットは今のところそれほど大ブレとは認識していませんね。
なにをいまさらという感じですが,FRBは30日,TAF(Term Auction Facility)とTSLF(Term Securities Lending Facility)の期間延長や別枠設定を発表しました。

http://www.federalreserve.gov/newsevents/press/monetary/20080730a.htm

■ Extension of the Primary Dealer Credit Facility (PDCF) and the Term Securities Lending Facility (TSLF) through January 30, 2009.
→TSLFは9月まででは終わりそうにないので4か月延長です。ともかく2度目の年末も無事に過ごさねばということでしょう。

■ The introduction of auctions of options on $50 billion of draws on the TSLF.
→$200 billion だけじゃなく小物も用意しましたが,これは決算時の化粧直し費用なのか,あるいは市中銀行が破綻したときのPDの買収費用にあてさせるのかもしれません。 ベア・スターンズのときはJPMへの$29 billionの緊急融資でしたが,こういうのを毎回緊急会議で決めるのはコリゴリということでしょう。定められたプロトコルにしておくことが大事です。

■ The introduction of 84-day Term Auction Facility (TAF) loans as a complement to 28-day TAF loans.
→明らかに10月半ばの決算時期を一気に乗り越える3か月物のTAFを用意したんですね。最初からやっておけば良いのに…

■ An increase in the Federal Reserve's swap line with the European Central Bank to $55 billion from $50 billion.
→ECBにもドル資金供給枠を$5 billionだけ拡げますよということですが,小出しに枠を広げる意味は何なのでしょうか。もしかしてECBが利下げしたら,もっと枠を拡げますよとか…

よくやっているというべきか,これしかできることがないというべきか。どちらなんでしょう?どちらにしても,住宅価格が下がり続けているうちはこの手の不安はなくならないのでしょう。
ADP Says U.S. Companies Increased Payrolls by 9,000 (Update3)

ADP統計は民間会社だけの雇用統計としては悪くないのですが,7月と8月の統計については,金曜日の(公務員も含めた)雇用統計と増減が食い違うことが多いので注意が必要です。ここで書いたことがあります。

米国の教員は学校によっては7月の休みに向けていったん退職して…。
8月が職探しの時期で,9月の統計で再度雇用者としてカウントされる。
なので,こういう季節要因を含む雇用統計は,ADP統計と予想外の乖離になりマーケットが逆の反応をすることがあるのです。

2008/07/30のBlog
U.S. Economy: House Prices Fell at Faster Pace in May (Update3)

7月消費者信頼感指数: 51.0 -> 51.9(予想:50.0)

消費者信頼感指数については,ブルームバーグのヘッドラインには出ていないで,記事の一部にしか出ていないのですが,予想より上がって16年ぶりの低水準から回復しました。

現在のような原油価格の下落時には,マーケットは自分たちの流れに都合の良いように考えますから,この程度でもドル高の後押しになります。あげくには,メリルリンチの損失確定報道でさえ【総額が多いことではなく額が確定したこと】が好材料にされてしまうのです。

大事なことは,原油であろうが通貨であろうが,サポートライン・レジスタンスラインのブレイク・ノーブレイクのみが相場を加速させるかレンジ相場の継続かを決定すると銘記することです。今年はファンダメンタル至上主義だけでは絶対勝てませんよ。
ドル円:108円越え
ユーロドル:1.56ドル割れ
ドルスイス:1.04フラン越え


これらは全て,原油価格の1バレル121.60ドル割れと同じ流れで,ドル高方向に動いています。特に6月5日の原油価格の同レベルのサポートを完全に割ると,このドル高の動きはますます加速します。(図)あと,サイコロジカルには120ドルの大台割れも節目でしょうし,5月2日の111.60ドルあたりからの買い上がりを投げさせれば,110ドルも割るかもしれません。

ドルショートの場合: どこまで踏み上げられたら(ユーロドルの場合は下落させられたら)手仕舞いするか決めておいたほうが良いでしょう。
ドルロングの場合: 現在のポジションを維持してください。ただし,ポジションをさらに増やすほど勢いがあるわけではありませんので,さらに100PIPS以上のドル高になるまで待ちましょう。
2008/07/28のBlog
最近の水野日銀審議委員の弱気ぶりは,一年前の利上げ発言のころとは雲泥の差です。日本経済の景気減速のせいでしょうか。それとも世界的な景気後退の影響でしょうか。それとも… 北島三郎の「与作」の替え歌でそんな水野審議委員を歌います。

(水野)温氏[あつし] v1.0a
先週は,先々週から続いた原油価格の最高値から20ドル以上も続いた下落に加えて,金曜日の米経済指標が思ったより良かったことからドルが強い地合いでした。

ドル円は,108円を突破に行ったのですが3週連続で跳ね返されました。市場の薄さを利用して効果的な防戦売りなどがなされているのだと思います。今の勢いからすると,もちろん経済指標や原油相場にも影響されるものの,6月25日の高値108.41円および6月16日の高値108.57円突破を目指して,今週の上値は109円直下程度とします。一方,下値は106.50円あたりで何らかのサポートが入ると予測します。
ユーロドルは,原油価格の下落と強い相関で下落しましたが,木曜日の安値1.5628ドルが週最安値となりました。こちらも相当な押し目買いにサポートされたのでしょう。ただし,ユーロドルの場合は取引量が多いために明確な防戦買いではなく,自然に出来上がったコンセンサスから来るサポートラインであると考えられます。今週はいったんは1.56ドルの下抜けトライをすると思いますので,今週の下値は1.5500ドル程度と見ます。一方,戻り上値は原油価格の下落が反転しない限り1.5800ドルで止まると予測します。
ドルスイスは,当然ながらユーロドルの下落の逆相関の上昇を見せました。ドル円と同じように1.04フラン近くで防戦売りにあったのですが,いったんは少しだけブレイクしました。先週の上がり具合から見て,6月23日の高値1.0492フランおよび6月16日の高値1.0518フラン突破を目指して,今週の上値は1.0530フラン程度とします。一方,下値は1.0200フランが底堅くて,さらに下がっても1.0150フラン付近でしょう。

引き続き,為替市場の市場の薄さが観測されるでしょう。そういう時期には,防戦売り・防戦買いに相当する機関投資家の手口が有効に働きますが,一方で,サポートラインやレジスタンスラインをブレイクアウトすると,ストップの多さ(夏休みに行くための裁量トレードのストップおよびシステムトレードの機械的な損切り)によってより高いボラティリティが観測されることになります。
2008/07/25のBlog
Orders for Durable Goods in U.S. Unexpectedly Advance (Update1)

6月耐久財受注: 0.1% -> 0.8%(予想:-0.3%)
※輸出が好調なために,予想外の上昇の様子

New-Home Sales in the U.S. Fell 0.6% to 530,000 Pace in June

6月新築住宅販売件数: 533K -> 530K(予想:505K)
※減少したように見えるのは5月分の上方改定値のせい。住宅も安くなって予想外に売れている様子

あっという間に昨日のドル安分は取り返した感じです。ドルスイスの1.0400フランが一寸破れました。ユーロドルがどうなるか見ものです。
2008/07/24のBlog
[ 23:51 ] [ FX(為替)市場 ]
既に2週前の予測で提示しているレジスタンスライン

ドルスイス:1.0400フラン
ドル円:108円


越えが今週実現するならついていかないといけませんよ。完全な上抜けはそれぞれさらに200PIPS上にありますが,これらのライン越えはそれなりのサポートラインとなって短期にはしばらく残りますからね。

追記07/25 3:40:
中古住宅販売数も落ち込んだままでしたね。今週は,上記のライン越えはちょっと無理かもしれません。だとすると,いったんはドルの反落を念頭においておいたほうが良いです。