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2008/08/27のBlog
[ 03:55 ]
[ 暮らし ]
アルゼンチンは国立大学が38校あります。この中でレベルが高く人気があるのはブエノス大学(UBA)です。校舎は学部毎に市内に点在します。アルゼンチン人であればほぼ無料です。学部によって違いますが、入学には特別な入学試験はありません。その変わり進級するのは難しく、卒業率は50パーセント以下となっています。ストレートで医学部(8年間)を卒業するのは5パーセントぐらいだそうです。最初の1年間はCBC(Ciclo Basico Comun)という基礎科目プラス専門科目の一部を履修しますが、ここでかなりの人数が落とされるようです。ここで全科目合格しないと2年目からの専門コースに進学できません。再履修するか、諦めてほかの大学に再チャレンジすることになります。だいたい専門コースは3年間で卒業ですが、単位を落とせば卒業までの年数は長くなります。また、日本と大きく違う点は仕事をしながら通学している人が多いので、講義は朝の7時から夜の11時まで開講していること。ですから卒業に必要な科目、勉強したい科目は仕事の時間は差し引いて、この時間内で自分の時間割を調整します。そして、企業や役所は学生の試験勉強の時間として年間20時間を有給(試験日は別)にしなければなりません。これをしないと大学に通う人はいなくなり、国の発展にマイナスになるという考えです。日本のようにアルバイトの合間に大学へ、という気楽な気分では仕事も勉強も成り立ちません。夜の授業は年齢層も広く、真剣かつ比較的リラックスした雰囲気とか。私立大学もたくさんありますが、カトリック系の大学が歴史がありレベルが高いようです。画像はコルドバ通りにあるブエノス大学の経済学部。
2008/08/26のBlog
[ 19:40 ]
[ 日本舞踊 ]
ブラジル移民100周年のことばかり報道されているようですが、アルゼンチンも移民100周年です。ただし、ここでは沖縄出身者が80パーセント以上を占めるので、「沖縄」という冠がつきます。今週末はブエノスのメインストリートいよいよ数千人規模の大パレードが行われます。そして、先週末は日本から沖縄舞踊団が来亜し、沖縄県人連合会ホールで公演しました。琉舞を2時間にもわたり見たのは姐さんははじめてです。腰のおとしかたや表情など日本舞踊とはまったく違いましたが、厳かな立ち振る舞いが感じられました。日本舞踊をお稽古している方々の中に、琉舞も同時にお稽古している方々もいますが、ほかの方々とは違う、彼女たちの動きが琉舞から来ているのがわかった気がします。すばらしい舞台であっと言う間に時間が過ぎていきました。元JICAボランティアが帰国後指導されたという、沖縄の高校生(沖縄尚学高校)の踊りも迫力があり、700名以上の観客から拍手喝采を受けていました。
2008/08/24のBlog
[ 22:31 ]
[ 暮らし ]
学校の冬休みは7月末から8月上旬の2週間です。この間子どもばかりでなく、何日か休みをとる親も少なくありません。だから街は車の数も少なくなり静かです。町中を行き交うスクールバスの姿を目にすると、また学校が始まったなと分かります。どのスクールバスもオレンジと白のツートンカラー。10人ぐらいでいっぱいになるミニバン型から50人ぐらいは乗れる大型バスまで大きさはいろいろです。公立学校、私立学校問わずスクールバスの利用は大です。このスクールバス、各学校が管理運営しているわけではありません。スクールバスの所有者(個人、法人)が学校に売り込むようです。そして、スクールバスの利用は学校だけではありません。日本ならさしずめ花見でしょうか、大人数でどこかに行く場合も所有者に交渉して出してもらいます。だから週末でもスクールバスをたびたび見かけます。7月の日本舞踊の発表会でも<あんずの会>が小さなスクールバスを借り切り、みんなでセントロから会場のブルサコまで往復利用していました。4時間ほどの待機時間を含め値段は250ペソだったとか。これを人数で割るので仮に10人だったら25ペソ。レミス(ハイヤーのような乗り物)ならひとりでも200ペソはかかるのでお得です。そうそう、スクールバスはピケテーロ(デモ隊)が集会場への往復にも使っています。だから大きな集会があるときは、メインストリートのAvenida 9 de Julio(7月9日通り)には大型スクールバスがずらりと並びます。
2008/08/23のBlog
[ 19:44 ]
[ 食事・食べもの ]
姐さんはカレーもLomo(ヒレ)、シチューもLomo、ステーキもLomo……。何でもLomoを使っていました。柔らかくて外れがないと思ったからです。そのことをお弟子さんのアルバさんに言ったら、「Tortuguitaも美味しいですよ」と教えてくれて、試してみてと買ってきてくれました。そこで、さっそく筋や脂をとって野菜をたっぷり入れて、2時間ほどグツグツ煮てカレーを作ってみました。おっしゃる通り肉はとっても柔ららかく、ロモより味があるようでした。Lomoは1キロ40ペソ(約1400円)ぐらいしますが、Tortuguitaはそれよりは安く買え、経済的にも助かります。日本のように何用か表示していないので、料理に合わせた肉を選ぶのはたいへんですが、現地で育った人のアドバイスは貴重ですね。ちなみにTortuguitaは足の付けの部分の小さな一部です。商社の食料担当のスペシャリストが教えてくれました。付け合わせはネリダさんの手作り福神漬けです。これもほんのりショウガ味で、醤油とミリンがしみ込み、野菜の歯ごたえがたまらないです。どうしてわかるの?と感心するぐらい、いつもなくなったころに稽古場に持ってきてくれて、おかずの一品としても重宝しています。二世のネリダさんに「いいお味ですね。どこで習ったの?」と聞くと「日本の料理はママの味。いつもママの作るのを見ていましたから」と言っています。ネリダさんはシスターで、セントロの歴史ある老人ホームで入所者のお世話をしています。休みの日に郊外の街エスコバルの実家に帰って、好きな日本食や福神漬けやジャムを作っているそうです。
[ 07:40 ]
[ 食事・食べもの ]
牛肉はスーパーの肉コーナーで塊を買うことになります。豚肉は中国スーパーで姐さんは買います。中国スーパーの豚肉は筋や脂などがとってあり、すぐに調理できるからです。トンカツ用の肉など軟らかくて美味しいです。スーパーには肉屋さんも入っていて、必要な部位を必要なだけ切ってもらうこともできます。日本ではシチュー用、カレー用、すき焼き用ときれに切ってありますが、ロモ(ヒレ)ならそのまま使えても、牛肉は部位によっては自分で筋や脂を取らなくてなりません。この下ごしらえをしないと食べる段になって、いやーな気分<も>味わなくてはなりません。姐さんは切れないステンレス製の包丁をエイ、ヤーっと動かし、フーフー言いながらさばいています。
2008/08/22のBlog
[ 04:22 ]
[ 暮らし ]
姐さんがアルゼンチンの名物、FAINAをまだ食べたことがないと言ったのでソフィアさんがピザと一緒に注文してくれました。ファイナはGarbanozo、オリーブ油、塩、胡椒を入れ混ぜてオーブンで焼いたものです。日本のお好み焼きのような感じです。Garbanozoとはエジプト豆、日本ではひよこ豆の名称で使われています。アルゼンチンではファイナは、ピザの上にのせて一緒に食べるのが一般的ですが、どうも姐さんには重すぎました。なんでピザと? と考えてしまいました。単独でビールのつまみで食べたほうが、あっているように思います。大きなピザはほかの店より少し高くて、30ペソ(約1000円)ほどでした。話がはずみ店を出たのは日付変更線を越えてからでした。姐さんがタクシーに乗るまで一緒にいてくれるというふたりを「大丈夫」と振り切って、ひとり深夜の街をほろ酔い気分で歩き、家に着くやいなやソフィアさんから「姐さん、無事に着きましたか?」と電話がありました。踊りも上手なやさしい友です。ご馳走様でした。
[ 02:18 ]
[ 暮らし ]
邦楽コンサートがはねてから、「さあ、一杯呑んで帰ろうー」と姐さんは一緒に行った踊りの仲間、ソフィアさんとめぐみさんに声をかけました。「そうしましょ!」とソフィアさんが案内してくれたのは、劇場にほど近いピザの店<Los Inmortales>です。ここは1952年にオープンし、アルゼンチンや世界的に有名な画家や作家、芸術家が好んで通った店としてブエノスでは有名な店です。店内には当時の芸術家たちの写真が所狭しと飾られています。セピア色でなかなか雰囲気があります。そして、1935年その人気の絶頂期に飛行機事故で急逝した、アルゼンチンの国民的英雄のタンゴ歌手カルロス・ガルデル(Carlos Gardel)の肖像画が店のシンボルです。その肖像画を描いた画家が店をオープンしました。芸術家はこの世を去っても彼らの魂や作品は不滅である、と今でもオーナーの精神を受け継いでいます。姐さんたちはトマトと野菜のピザを食べました。姐さんだけがビールを2缶呑みながら……。
2008/08/21のBlog
[ 05:18 ]
[ 日本舞踊 ]
昨夜は日本大使館広報文化センター主催の尺八、箏、三弦の演奏家による邦楽コンサートに行ってきました。国際交流基金による日本からの演奏家で、場所は劇場やレストランが立ち並ぶ、コリエンテス通りにあるアルベアール劇場です。開演当初は空席もちらほらありましたが(こんなときでも、時間にアバウトなのはアルゼンチンならでは?)、幕間のころになるとさすが満員御礼状態でした。尺八三橋貴風さん、箏吉村七重さん、三弦壇野未佳さんの三名の演奏で、古典箏曲のほかの二十弦箏による現代的な曲まで約2時間、会場は静粛として声なしの状態でした。琴の音は深海を尺八の音は竹林や樹海を想わせ、日本の楽器が奏でる自然との調和のようなものを姐さんは感じながら、聞き惚れていました。姐さんはJICAボランティア時代の一時帰国のときに、日本舞踊家やそのほかの古典芸能家がより多く、アルゼンチンで公演してくれるよう、国際交流基金の事務所を訪ね、お願いしたことがありますが、歌舞伎や日本舞踊、太鼓は衣装や道具の運搬がたいへんということもあり、なかなかチャンスがありません。何と言っても遠いですから。交流基金で海外公演をする場合、各芸術家が申請しますが、海外公演の経験などハードルは高いようです。次回はぜひ、師匠の水木歌峰先生や姐さんの好きな深海さとみさんの琴が聞きたいです。