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あるがままに
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2008/02/18のBlog
昨日の-「帰り際」は、公開後500を越える参照頂き。

本当に、このページを見ていただいた皆様に、お礼と感謝を。

と-コメント頂き、嬉しく。

昔Doblogで、Appendを書いたのは-数本。

多分、これ以上描けないかな-と感じ、Appendに書いた時。

「Blog拝見しました」-と、一通のメールが。

「宜しければ、書いて結構です」と、記してあり-気持ちとして、ありがたく頂き。

詳細は、伏せて-内容は

「書き続けてください」

という、メールを頂戴し。

本当に、ありがたく。

そこから、Appendを書き直し。

「自分で限界を-作ってはいけない」と。

きっと、これからの恩師に-なる人。

描ける限り、描いてみようかと。

誰かが-近くに。

最近-自分が一人と、感じていても。

問題を-自分で処理しようと、頑張って疲れていても。

少なくとも-Doblogで書いてる限り、誰かが見てて。

「ぁぁ、一人じゃない」

と、感じられるように。

ちょっと、日常からの-休息。

そういう-Blogにしていこうかなと。

今の世の中だからこそ-経験を元に。

残せるコトを、書いていこうと。

描いていこうと、思います。

改めてまして、皆様にお礼と感謝を。 ^-^/
2008/02/17のBlog
街の灯りが-まばらに灯り。

帰り際の空を、ふと眺める。

氷ついた、木々に-柔らかな、雪が舞う。

「ホッ」

白い吐息に、重なる光。

白く、輝く。

白く、白く。

吐息が、空に舞い。

想いが、空に舞う。

願いを、空に祈り。

空に舞った、吐息が光り出す。

空に舞う、光達。

空に舞う、想い。

空に舞う、願い。

静かに、静かに。

吐息が、静かに-空に舞い。

雪と共に、空を漂う。

静かに、静かに。

想いと、共に。

願いと、共に。

光と、共に。
2008/02/16のBlog
郵便物の-配達トラブルが昨年から、10回を軽く越える。

そして、昨日と今日にそれぞれ致命的なトラブルが。

・・・詳細は、控えるとして。

昨年、地区の担当が変わってから様子がおかしい。

そのコトは、周囲も知るトコロであり。

郵便局も-担当が変わったせいか、変に時間がかかったり。

昨日の話と繋がる-

「最近、何か世間が変わってきてませんか?」

と、会話したのを思い出す。

確かに-最近の「大人」や「社会」の枠組みが、昔とは異なっている。

いや、崩壊しかかっているようにも感じるわけで。

単に-「時代」とだけでは、片付けられないような。

「遊びの無さ」が、招くトラブルや事件が多いような。

「遊び」とは、「余裕」のコト。

たとえば-1センチの穴に、1センチの棒は通らない。

どちらかに、わずかな「遊び」が必要であり。

1センチの穴に、0.999センチの棒であれば、通る。

と、言う様に。

多くのトラブルは-遊びの無さから。

人間、こなせる仕事量は-決まっている。

「コンピューターで便利になった」

反面

「仕事量が減った訳ではない」

コトに-ふと気付く。

かえって、仕事が増え-五感も鈍り、本能も鈍り。

「これ以上できない」

という、危険な状態を-カラダが、ココロが、把握できずにいる。

ヒトも「遊び」が無くなれば-カラダと、ココロに、負担がかかる。

人間にとって「遊び」とは-羽を休め、休息の時間。

人間にとって、最も大切。

人それぞれの-休息。

不十分だと-ミスやトラブルを、引き起こし。

最悪は-うつに過労死に自殺に etc...

'Death by work'-昔、アメリカで有名になり。

「コンピュータは道具である」

手順や過程-プロセスを自動化、定型化、計算する道具であり。

コンピュータ化で発生しやすい-2つの問題。

ひとつは-本来、どのようなプロセスなのかというコト。

ひとつは-ヒトとしての、動物としての、感覚の麻痺。

仕事を通じ-常に、この問題に直面し。

「自分だけは」と思いきや-先月倒れ。

基本となるのは、人間が行っている仕事のプロセス。

そのプロセスが-コンピュータ化でブラックボックスとなり。

いつの間にか-機器は、必ず壊れるモノというコトを、忘れ。

依存しているプロセスが多く、依存度が高ければ-機器の故障は、致命傷。

「どうやっていたの?」

知るには-コンピュータ化した時、携わった人々に聞くのがベスト。

しかし-その時、その人々がいるとは限らない。

そして何よりも-

コンピュータ化するのは、人であり。

利用するのは、人であり。

結局は、人。

今も、昔も-基本は、人間。

このコトを、忘れているように-感じ。

便利なモノに依存すると-必ず落とし穴が。

今は便利な世の中-かもしれない。

けれど-常に、違和感が。

ともあれ-手作りのバレンタインクッキーが無事届き。

ツグミを眺め、心地よい「遊び」の時間。

カラダと、ココロの、休まるひととき。
2008/02/15のBlog
「本日閉店」

途中で自分の、仕事を終え。

今日の分は-終わりとする。

今日は、ある方と-席の無くなった居酒屋で-2人で世間話を。

「原点回帰」を、テーマに。

立場や仕事を、意識せず。

立ったまま、飲みながら。

次第に話しが-イロイロと。

「過去と現在は良しとして-将来はどうなりたいですか?」

将来と未来-似ているようで、異なる。
 
「僕は-このままですかねぇ。ただ-」

「ただ?」

「多くの国に行ってみたいです。と-ヒトが喜ぶモノを創りたいなぁと。」

「ほう」

「技術と知識を、今より増やして。」

「なるほど。確かに私も-歳をとると、特に40を過ぎてサラリーマンからこうなると-」

「なると?」

「学校に行きたいですなぁ・・・うん。もう一回勉強を。」

生きるコトが-勉強。

人生、勉強。

酒が進み-話がどんどんスライドしてゆく。

「酒と麻雀は-高校の頃からで」

「私は中学生でした-今思うと、いい時代だったナァと」

実際、そう思う。

大人が「遊び」を、教えてくれた時代。

適当な「緩さ」があり、「遊び」があった。

後輩を育む環境と言うのが、一番正しいかもしれない。

15歳の頃-この街で勇気を出して、バーに入った。

夕方の5時。

客のいないその店は-マスター1人。

「お?ボウズ。水でも飲みに来たのか?」

ニヤリと笑う、マスター。

コトバに困っていると-一言。

「ほら、水飲んで帰りな」

出されたのは、小さいタンブラー

口に含んだ瞬間-喉が焼ける感覚と、アタマがふわりと浮く感覚。

その時から-ジンを飲んでいる。

タンブラーの中は、ギルビージン。

ストレートで飲んだ、初めての酒であり。

それから-飲むものは、ジン。

その後、スコッチを覚え。

そして-現在。

酒の話や、麻雀話に花が咲く。

夜も更け-終電の時間が近いことに気付く。

「それじゃ、帰りますか」

改札口の前にある店なので-つい、遅くまで。

「それじゃ」

店を出て、一声掛け合い、その場を離れる。

「それじゃ」-に続く、コトバの意味。

また、今度。

また、ここで。
2008/02/14のBlog
冬から、春にかけての、限られた時期。

雪野原に、静かに浮かぶ、月が見える。

明けてゆく、藍色。

浮かぶ、月。

窓辺に映る、街。

指を止め、コートを羽織り外へ出る。

「ホッ」

息が白く、キラリと輝く。

しばらく月を、眺めながら。

指先でできるコトは、無数にある。

指先から、生まれる文章。

指先から、伝わるニュアンス。

指先から、伝えるコト。

指は、そのヒトの人生。

いつも、柔らかく、優しく。

繋ぐ指は、そのヒトのココロ。
2008/02/13のBlog
仕事が終わり-一息つく。

必ず食すのは-手作りの味。

東京に-必ず立ち寄る、佃煮屋さんがある。

四季折々の、佃煮が並ぶ。

「♪」

キモチが、弾む。

必ず買うのは-イナゴの佃煮。

そして-マグロの佃煮。

東京と、京都は-「手」を入れる「料理」の技術が、素晴らしく。

いかに、素材を-活かすか。

そこには、人の手による-技がある。

海からの幸が豊富な-北海道の場合。

素材はウマいが-料理がイマイチと、言われてしまう。

正しいと、率直に感じる。

素材のウマさと、料理のウマさは-全く異なり。

例えば、このイナゴ。

生で食べて、美味しいかどうか。

人にもよるだろうけれど、美味しい以前に口に運べるかどうか。

例えば、このマグロ。

生で食べて、美味しいのは想像が付く。

日本人、だから。

日本人の味覚として-生魚を、食べる習慣があるから。

そして、もうひとつ。

醤油とみりん、出汁を基本とした-食文化があるから。

素材とは-どのような形にも、味にもなりえるモノ。

料理とは-素材をより「美味しく」頂く技術を、素材に施した作品であり。

素材と技術が、ピタリと重なると-「美味しい」と、感じる。

そういう意味で-料理と音楽は、近いモノと言う人も多く。

五感を、尽くし-見て、聞いて、感じて。

そして-作り手の、顔とキモチ。

YAGANAは、ここのイナゴ以外食べられない。

なぜ食べられるようになったか-食べたくなったか。

この味を、作り手を、信じているから。

「出汁で、お茶漬けでどうぞ」

「美味しい」

笑顔で、一言。

手作りは、ごまかせない。

「ありがとう-これどうぞ」

差し出された、紫蘇の実の塩漬け。

「!」

料理とは-手作り以外、あり得ない。

理由は-どの料理も、初めて作ったヒトは、0からのスタート。

素材、器具、調理方法 etc...

原型は、手作りでしか-創れない。

だからこそ-手作り以外は、料理とは呼べない。

そして-作り手の、顔と心。

全て重なり-日本人の、味。
2008/02/12のBlog
「オレ、昔製樽にもいたけど-楽しかったナァ」

楽しそうに話す、アシスタントのお父さんの一言。

手作りの樽は-役目を一旦終え、保管される。

会社としての、ニッカは-昔のニッカではない。

会社としての合併と、事業統廃合の中で。

この工場では-歴史ある、果実酒の醸造を止めるコトになったのかなと。

夜-昔からのバーのマスターと、親友と仲間での、ごく身内のパーティーが。

パーティーが終わり、ベットに入った時、ふと想い出した。

「営業で、全国のバーを回って、工場で製樽した時-嬉しかったナァ」

アシスタントのお父さんのコトバが-胸に残る。

自分の仕事が-楽しかった、嬉しかった、この会社で良かったと言えるのは、素晴らしい。

情熱であり-本当に、自分の会社の製品を愛しているというコトであり。

今の日本で-自分の会社を愛するコトができるというコトは、ステキだなと感じる。

そして、想い出す。

チーフは、実は-ブレンダーか、マスターブレンダーの方ではないかと。

業種は違えど-モノ創りに、そして指導に携わる人間として、本当に素晴らしい。

一瞬でも-自分の仕事から離れたいと考えた、自分が恥ずかしく。

モノ造りとは、継続するコト。

継続するには、作り手を育て。

育てる為には、仕事に信念を。

信念は、次の世代に-託される。

つまり-ヒト造り。

継続は-力なり。

力の意味とは-次の世代に、信念を託すコトなのかなと。

日を置き、コトバの意味をじっくり考える。

本当に、素朴ではあるけれど-

ひたむきに

ひたすらに

モノ造りの、基本。

「楽しかったナァ」

「嬉しかったナァ」

「この仕事で良かったナァ」

人生の先輩から頂いた、仕事への姿勢。

既に、仕事という枠を超えた-自分達の製品への、情熱。
2008/02/11のBlog
家に戻ると-不在票が。

「♪」

スペイサイドの森の仲間の-到着の知らせ。

数分後、1つの箱が到着した。

梱包を解き、緩衝材を外すと・・・。

顔を出したのは、リスの仲間達。

「いらっしゃい」

3代目の、森の仲間。

初代は-森遊びの好きなリス。

2代目は-森の昆虫たち。

3代目は-この子たち。

手元には確かに-グレン・グラントとボウモアが。

グレン・グラントは-スペイサイド生まれ。

ボウモアは-アイラ島生まれ。

2本ずつ-シリアルは、確かにどちらも180本中の12番と13番。

それぞれ1本は-保存用。

手に入るコトは-もう無い。

森遊びの好きなリスからの-大切なプレゼント。

1984年に作られた-グレン・グラントは22歳。

1996年に作られた-ボウモアは10歳。

どちらも、一度は-生まれた樽から、違う樽に引越し。

2箇所の揺り篭で-眠り。

2箇所の天使達に-守られ。

そして目覚め-天使が宿るボトル。

ワインと異なり、モルトの天使は-ボトルの中で、成長しない。

どんな夢を見せてくれるのか-心が弾む。

長い時間をかけて、今ここに。

作り手の気持ちを、今確かに。

大切な、お客様。

大切に、大切に。
2008/02/10のBlog
隣の港町のホテルにて-友人を含め、部屋で3人で軽く飲む。

このグループのホテルには、海外出張の際-2~3日程度利用する。

きちんとした、ホテルである。

昔話は-自然と長くなるモノ。

昔話と、最近続いたコトを話し-あっという間に22時。

「じゃ、楽しんでくださいね」

「ありがとう」

その後-いつも通り、ルームサービスを頼む。

気配に気付き、ドアを開ける。

「あ、ばれちゃいました?」

と、ちょっとはにかむナイトの女性。

・・・なんとなく、リスっぽい可愛さが。

サインアウトし-受け取る。

そして、頂いた20年の原酒をストレートで頂く。

「うん」

久しぶりに完璧な-デザートとスコッチの組み合わせ。

・・・このまま死んでもいいかな-というくらいの美味しさ。

ふと-想う。

「神様は、きちんとご褒美を用意してくれている」

無宗教ではあるが-お守りを買ったり、祈ったり。

不思議な出来事が、続いたり。

辛かった日々が-吹き飛んだ。

もう一度。

もう一歩。

良いマットに包まれ-目覚めた朝。

窓の外は-シンメトリー。

水面に映る、ボート。

水面が凍る、冬の海。

対岸に見る、昔の想い。

「たまには-ビュッフェにしようかな」

いつも朝食は、ルームで頂く。

今回は-昔に戻り、ビュッフェに。

一人の少年が-なぜか奥の窓側で、一人食事を。

うつむき、表情は寂しく。

その時-隣の席の老夫婦がもめ出した。

その後-母親らしい女性と三人で、さらにもめている。

日本語ではないので、詳細は解らない。

が-何よりホテルのテーブルで、一人食事を摂る少年が気に掛かる。

子供にとって、家族の旅行は-楽しい想い出の、ひとコマ。

一人で摂る食事の味は-どうだろう。

その時-少年の父親が、少年の前に座る。

その瞬間-少年に笑顔が戻った。

笑った顔は、天使の表情。

表情を見て、安心し。

きっと-あの家族も。

もう一度。

もう一歩。
2008/02/09のBlog
久しぶりに-天使の住む場所へ。

多くのウイスキーが、眠るその場所。

リスの一件で、しばらく伺っていないコトに気がつき。

約6年ぶりに、訪れる。

職人の想いが、残る場所。

そして-天使が眠り、職人の想いが受け継がれる場所へ。

蔵を巡り-最後に、スタンドバーへと足を運ぶ。

昔からの、カウンター。

コの字の棚には、スコッチが並ぶ。

「何になさいます?」

老齢のチーフが、尋ねる。

「20年の原酒をストレートで」

「かしこまりました」

「あれ?カルバドスありましたよね?」

「ご存知で?実は醸造中止になったんです」

「!」

「こちらには、何年ぶりで?」

次第に会話に、花が咲く。

たわいもない、会話。

良くあるバーでの会話でもあり-恩師から教わったコトでもある。

15ccのストレートを、水で口をすすぎながら頂戴する。

マザーウォータがあれば-言うコトはないが、水は十分においしい。

「それじゃ、シェリーのブレンドを1ショット」

「かしこまりました」

カウンンターのチーフとアシスタントの、絶妙な空気。

「実は-同じ生まれ年のグレンリヴェットと出会いまして」

「それは、運がいい-30年ならば、樽に半分あるかないかです」

'Angel share'-「エンジェルシェア=天使の分け前」という言葉がある。

自然蒸発した、その蒸発したものは-天使が飲んだモノ。

ウイスキーを知る人であれば、スペイサイドという地域と、この言葉は知っている。

そして、

あまりのおいしさに、一息で頂くと-アシスタントのお父さんが

「あれま、早いね-オマケだよ」

ダブルをショットグラスに注いでくれた。

ある意味-これも'Angel share'かもしれない。

丹精こめて、出来上がった「作品」である。

「自分の仕込んだ樽を-想いながら亡くなった職人の皆さんへの、感謝は常に感じています」

少なくとも-前のリスのグレンリヴェットと出会うコトができたのは、職人の皆さんの結晶。

「そう言って頂けると、本当に幸せです」

老齢のチーフが-微笑む。

「最後に-」

20年の原酒を-頂く。

度数は、約60度。

「ご馳走様でした」

「ちょくちょくきてね」

アシスタントのお父さんが笑う。

・・・そういえば、リスに似てるような気が・・・。

「本当にありがとうございます-また、お待ちしております」

老齢のチーフからの、ありがたい言葉。

このカウンターで、写真を撮るのはある意味失礼であり。

お酒には、お茶と同様-たしなみ方がある。

教わったのは-神保町の恩師からであり。

「また、伺います」

と、原酒を買い-試飲場へ。

広い空と、蔵を眺めながら-異なる原酒を頂く。

リスは、どんぐりを口いっぱいにほおばる。

負けずに自分も、思う存分スコッチをいただく。

リスは-実は天使だったのかも知れず。

「遊びにきてよ」

と、呼びにきたのかもしれない。

天使が眠る-森の町に。

蔵には、天使が眠り。

天使は、想いに抱かれ。

大切に、大切に、時が流れる。
2008/02/08のBlog
席が無くなった-飲み屋に出かける。

もともと居酒屋だったのだが-突然椅子が取り払われ。

「もう、常連さんたちが怒って」

気持ちは、解る。

席というのは-自分の居場所でもある。

居場所が無くなる程-悲しいコトはない。

今年の初め-ハワイに帰り。

先月末には-神保町へ帰り。

居酒屋を出て-しばらくぶりに、いつものバーへと向かう。

そして、偶然にも-同い年のリスと出会ったコト。

偶然ではなく-必然が続いたコトを、バーテンダーと話していた。

そこで-ひとつ思い出したコト。

ママは開店当時から-ニッカの酒を使い。

国産の、老舗であり。

ジンも-ニッカ=ウイルキンソンを中心に。

ギルビー、タンカレ、ビフィーターも使っていたが・・・。

しばらく-行っていない。

「天使に逢いに行こうかな」

「え?どこですか?」

バーテンダーが笑う。

「ウイスキーの工場だよ」

「これまた急に?」

若いバーテンダーは、おどけながら笑う。

スペイサイドまでは行けないからさ」

「なるほど」

「それから-リスのシリーズ、入手したから1本プレゼント」

「ぁぁぁ!ありがとうございます!」

「じゃ、月曜日」

と、バーを出る。

明日は、久々に天使が眠る場所へ。

悪戯好きの、リスの森へ。
2008/02/07のBlog
その時-鮮明に覚えている。

「場違いかな」

ハワイで初めて-ハワイの父、母、恩師と出会った場所での空気。

・・・今でも、そのインパクトが強いらしく(笑)

今回と同じような、シチュエーションが日本で起こり。

とあるコトに巻き込まれ-心身ともに限界点。

そしてちょうど-ハワイに仕事で来ていた時。

その時に思ったコトも、今年と同様。

「原点回帰」

浜辺に育ち-素潜りは小学校、タンクを背負ったの中学校。

父と父の友人達はプロの-潜水士。

北海道の海域は-全て潜り尽くし。

父と、他界した父の友人から-小学校に入ってから、潜りを共にし。

YAGANAが18才の時-とある会社での海水浴。

その海域は、自分の田舎と同じ地形であり-なにより危険な河口の海水浴場。

なぜか-雨が降ると、山の川が増水し淡水が一気に流れ込む。

汽水になるのと同時に-26度程ある水温が10度以下になるエリアとなる。

目の前で、人が沈んだと叫び-15分ほど経過した時、軽装で

「先輩、ちょっと見てきます」

フィンとマスクだけを身につけ-そのまま真っ直ぐと。

なぜか-呼ばれているような気がし、泳いだ先に

「いた!」

中層に、縦に浮かぶ人がいる。

「ここだ!早く船を!さっさとしろ!」

既に漁船と、カッコだけのダイバーが潜りもせずに船から眺める。

「なぜ入らない!」

「実は使えないんです」

・・・愕然とし。

漁船が寄り、人を引き上げる。

既に、溺水の救助は-この方が5人目であり。

「お父さん!」

泣く小学校の娘さんと、奥さん。

あきらめるわけには-いかない。

船上ではYAGANA、船が陸に着き-国立診療所の医師と2人で、処置を行う。

通りすがりの、漁師が一言。

「水のんでっから助からね」

YAGANAと医師は顔を見合わせ-同じ言葉を放った。

「最後まであきらめない!」

お互い、心の中では-肺胞まで水に浸かり、溶けているだろうことは解っていた。

が、隣にはパニック状態の幼い娘さんと奥さんがいる。

1%の可能性があるのなら-2人でそう祈り、CPRを続ける。

結果-都市部から医大のヘリが到着し、搬送された。

いつもより、気が重い。

理由は-なぜ「沈んだ」と聞いてから15分、向かわなかったのか。

今までそのようなことは-したことが無く。

棒で水中をつつく漁師と、ダイバーが船にいるから大丈夫-ではなかったから。

なぜ、いつも通り海に飛び込まなかったのか。

搬送先で、亡くなった事を知らされ-泣きながら、悔いた。

その後、線香をあげに伺い-奥さんがポツリと漏らす。

「飲ませて、泳ぐのを止めなかった私が悪いんです」

違う。

それならば、そこにいた皆が-雨の翌日のその海は危険だからと、止めるべきであり。

その中で-おそらくこの海域を一番知っているだろう漁師と自分。

ただ、情けなく。

話を-戻そう。

「原点に戻ろう」

海育ちの自分は-海が原点でもある。

ダイビングのインストラクターになる、きっかけであり。

「助けたい」

その一心で。

せめて誰かが教えていれば-防げた事故。

ならば自分が-教える側になろうと決め。

初めて行ったそのお店に-ハワイの父と母、そして恩師がいた。

初歩の初歩から-そしてインストラクター。

そして-なぜか2つの故郷には、共通点が。

最初のインストラクターになったのは-9・11の直後。

ちなみに神保町の時は-地下鉄サリン事件の直後。

なんとも、不思議な巡り合わせでもあり。

今は、インストラクターを教えるインストラクターでもあり。

インストラクター試験に合格したとき-ハワイの母が言った言葉を、今でもありがたく想い。

「どんな事があっても、事件や犯罪を犯しても、この数日間の姿が、皆さんの姿だと信じてます。何かあれば、帰ってきなさい。」

涙が、溢れた。隠しながら泣くのは-なかなか難しく。

当時、ハワイの兄と呼んでいた兄様には-しっかり見られており。

ハワイの恩師に-「ぼくはXXさん、大好きです」と感謝を告げる。

そして今-ハワイの父、母、恩師なくしてハワイの居場所は無い。

日本では-神保町。

ハワイでは-この場所。

今では、ハワイのシステムを恩師と共に守りながら。

命日に-今でも初心に帰り

「おせっかいでもいいから、知っている海域の事は注意しよう」

毎年願う-海難事故ゼロ。

言うだけで、伝える事で-悲しい事故を防げるのならば。

今は、インストラクターであり、潜水士であり、医療に関わる人間として。

育ててくれ、帰る場所を与えてくれた-ハワイの父、母、恩師に、感謝。

・・・今年はマメに帰ります。昨年度は大変申し訳なく m(__)m

近い数年後-必ずハワイに住んでます。

きっと、近くに。

もっと、近くに。