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タロジロウ地図帳
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2004/05/11のBlog
[ 03:32 ] [ 日常 ]
一生忘れられないだろう最悪な夢をみた。例えれば、自分が人を殺してその肉を食っているるような、世界の破滅がきてへらへら笑っているような、自分の顔の皮を剥いだら大嫌いな人間の顔だったような夢だ。印象に残った夢は忘れないよう書き留めることにしているのだが、この夢の内容はちょっと書けない。忘れることもないだろう。今日はこの夢のために何も手につかなかった。

夢をみることについては科学的にはほとんど解明されていないが、僕は夢は記憶の整理をしているという説を採用している。自分の記憶や思っていることの断片が繋ぎ合わされているのは確かだ。意味はないといえばないのだろうが、自分の断片なのだからそれを深く見つめることに意味はあるのだろうなと、明恵上人の話などを読むと思う。何を見るかではなく、どう見るか。

自分が無意識化ですら恐れている事柄は夢にみないと誰かが言っていた。となると、僕は全てを受け入れる心の準備ができたということか。現実に目をそらさず真実をみつめる覚悟。まあ、現実はここまでひどくないから。たぶん。

2004/05/08のBlog
悟りにいたるまでのシッダールタの苦悩を描く。

「世界を透察し、説明し、けいべつすることは、偉大な思想家のすることであろう。だが、私のひたすら念ずるのは、世界を愛しうること、世界をけいべつしないこと、世界と自分を憎まぬこと、世界と自分と万物を愛と賛嘆と畏敬をもってながめうることである」

仏陀の教えを正確に知らないから、この本で語られていることが、ヘッセの考えなのか仏陀の教えなのかよく分からない。教えよりも、シッダールタの苦悩する人生の歩みを中心に書かれてあるので、難しく考えなくても読める。とても救いのある物語だった。
2004/04/30のBlog
ハードSFに久しぶりに挑戦。なかなか面白かった。これは超有名なので選んだのだが、ハードSFでも特殊な内容じゃないだろうか。他をあまり知らないが、こんなにストーリー展開がないものすごい。

物語としては月で人間と同じ生物の死体がみつかって、それが5万年以上前に死んだと判明し、世界中の超一流の学者が少しづつ発見される事実により様々な仮説を組み立ててその謎を解くといった感じ。

ひたすら理屈をこねくり回す内容はまさにハードSF。謎を解く物語なのでミステリーのような面白さもある。主人公や学者についての人物描写は普通の小説と比べると非常に少ないが、ポイントを押さえているので、ちゃんとキャラが立っている。

この本を読み終えてから、星や月を眺めていると今までとは違った思いが頭をよぎり、なんだかワクワクする。SF小説はなかなかいいものだ。
2004/04/29のBlog
アジアを旅する若者達を書いたノンフィクション。自分探しというものが、いかに不毛かと改めて思う。

帯に「嫌だったら逃げればいいんだ!」とある。これは逃げることにも自己責任がついてまわるという前提を踏まえての言葉だ。人生を勝ち負けのある戦いだと思えば、確かに「逃げる」のも有効な戦法だ。

不利な状況で戦場に留まり、自軍が壊滅したら大変だ。逃げて体勢を立て直し、改めて戦いに挑むというのもいいだろう。もちろん、逃げても状況を変える事ができなければ、立場はどんどん追い詰められて、ジリ貧になるに違いない。

そもそも人生は戦いなのかと。僕は昔から戦うことに無関心なので、人生を戦っている意識はない。ただ、自分が人間的に成長することは目指している。

僕の好きな言葉に「勝者は進化しない」というのがある。勝利を手にした瞬間、それは「負け組み」になったという事だ。僕はずっと挑戦者でありつづけたい。成長を続けていき、自分を探すのではなく、自分を創っていきたい。
2004/04/22のBlog
基本はウルトラマンで寄生獣やらデビルマンやら仮面ライダー(漫画のほう)&強殖装甲ガイバーを彷彿とさせる痛快娯楽アクショングロテスクホラーハードSFに仕上がっている。主人公の名前が「諸星隼人」の時点でパロディなのはあきらからだ。と書くとはちゃめちゃな印象を与えるが、日本SF大賞の候補になっただけあってハードSFとしての視点が強固なので、超現実的なウルトラマンとして仕上がっているような感じ。

あくまでもウルトラマン的な部分が多いので(戦闘中に「ダ!」とか言う)、内容が重いわりに軽く読める。パロディの要素を無くしてシリアスにハードSF路線でも書けただろうが、B級精神を愛する著者らしく、娯楽小説としてよくできている。

僕はハードSFは苦手だったのだが、彼の描くハードSFの世界は非常に入りやすい。あまり読んでいないだけに、すごく新鮮だった。プラズマ型の宇宙生命体の世界にものすごく引き込まれた。
2004/04/16のBlog
これはもっと騒がないといけないニュースなのだけど、イラク人質解放の陰に埋もれてしまった。僕のなかではいかりや長介氏よりも、ずっとずっと大きな存在の人だ。もっとメディアはちゃんと取り上げてくれるだろうか。だけど、寝たばこが原因で、というのが少しやりきれない思いだ。

昨年は青木雄二、ナンシー関、菜摘ひかる(自殺)、と現役でコラム・エッセイ業界の宝のような人達が亡くなってしまった。今年はまだそんなニュースは無いなと思っていたのだが・・・。

だが、書店員という因果な職業なので、追悼フェアなどを考えてしまう。三国志全巻平積みとかしたいなー、爽快な眺めだろう。

横山光輝代表作、「鉄人28号」「魔法使いサリー」「バビル2世」「仮面の忍者赤影」「三国志」など

ご冥福をお祈りします。
2004/04/13のBlog
[ 14:54 ] [ 日常 ]
雑誌の整理をしていると、「BURST」5月号が目に留まった。この雑誌はタトゥー(刺青)上等!ドラッグ最高!という現代の若者文化の最先端を行く(?)もので、ほんとによく売れる。そんな低俗雑誌(注:誉めてます。昨年の死体特集号は買いました)の表紙に「金原ひとみ」の名前があったので、手に取ると「スプリットタン」という文字が。舌の先端がふたつに分かれたアップの写真が十数枚も・・・。

「・・・・・・すごい」
これが私とスプリットタンの出会い。
「君も、身体改造してみない?」
男の言葉に、私は無意識のうちに首を縦に振っていた。

と、「蛇にピアス」であるような気分に僕はならなかった。でも怖いものみたさで、じっくり観察してしまう。おかげで昼食はザルそばに。
2004/04/11のBlog
エスカルゴ料理を前に、カタツムリなんか食えるかと家を飛び出して木に登った少年が、そのまま一生を木の上で暮らす。訳者の言葉を借りると「荒唐無稽歴史空想滑稽譚」


イタリア文学の巨匠である著者の代表作だけあって、なかなか一筋縄では読めない。この作品の元ネタ(?)というべき「ほら吹き男爵の冒険」ミュンヒハウゼンも読んでいないし、歴史的背景や登場する実在の有名人達の知識が少ないため、魅力を味わいつくしたとは言い切れないが、非常に読みごたえのある内容で楽しめた。いずれ再読したい一冊。
2004/04/07のBlog
日垣氏のサイト上の「Q&Aバトル」を書き直してある。気づかなかった・・・。タイトルにひかれて内容をみずに買ったのは失敗。もっと一から十まで順を追って丁寧に書いてあるのかと思った。流し読みというより、飛ばし読み。

明らかにジャーナリスト的な情報収集について書かれていて、もちろん、一般人にとっても有効な能力には違いなく、本書の内容をうまく応用すれば情報通になれることは間違いない。

だが僕がそもそもこの本を読んだのは、情報収集が面倒なので、てっとりばやく時事問題などを自分のなかで片づけたいという怠けた考えからだ。当然ながら情報は全て押さえて総合的判断をしなけらばならないようだ。

魔法の杖はないと分かっただけで読んだ意味はあった。10分ぐらいだったけど。
2004/04/04のBlog
ショットバーにでも行こうと駅付近を探索。まず一軒、パチンコ屋の向かいに発見。連れが「ここ、おっさんくさくない?」とコメント。僕らはすでに酔っているため声が大きく、近くを歩くおっさんが全員振り向く。丁度、店から出てきたのが気合い十分なおばちゃんだったので他を探す。

雰囲気のいい店を発見したのでテンション高めで突入すると、店内に客がいない。照明を押さえた薄暗い店内で、BGMも静かめ。営業してないのかと思った。ドアを開けて、そんな中の様子に顔をしかめていると、やたら腰の低い店のおっさんが登場。この駅前で若者向けの店を探すのが間違っていたか。まあ、僕もおっさん近いので、若者だらけの店も落ち着かないのだが。

貸し切り状態なので、店の人がリクエストがあれば音楽変えますよと聞いてきた。連れが「ハードロックないすか?」と言って苦笑された。本当はメタルが好きなので少し遠慮していたのだが、ハードロックすら無いらしい。僕は音楽談義に持ち込みたそうな店の人を避けるため、このままでいいと会話を打ち切る。フュージョン系の音楽が静かに流れていて異常に落ち着いた。寝そうだった。

結局、2時間以上いたが、客は僕らだけだった。いい店なのだが立地が悪いのだろう。土曜日にこれで経営が成り立つのだろうか。

BGM
「This Cat's on a Hot Tin Roof」The Brian Setzer Orchestra
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